空と窓 あの日 窓から見た四角い空は 憎たらしいほど蒼かった ちょっと手を伸ばせば届きそうなのに 僕は手を伸ばさなかった 触れられないことを 分かっているから あの日 遠くから見たちっぽけな君は 壊したいほど澄んでいた ちょっと手を伸ばせば届きそうなのに 僕は手を伸ばせなかった 触れてしまえば 壊れるから 君と僕の距離感は 空と窓とに似ているかもしれない 詩 目次へ